毎日暑いですね。皆様お元気でお過ごしでしょうか。
このお知らせ、すっかり更新がご無沙汰してしまい申し訳ありません。
本日付けで、FOBAS CSC Appliance V.2.2.0 をリリースしました。
今回のマイナーアップでは、Enterprise Edition を中心に
以下の機能のサポートを追加していますので、簡単にご紹介します。
1) iSCSI インタフェース機能
従来の利用インタフェース (CIFS, NFS, FTP, WebDAV) に加え、
新たに iSCSI をサポートします。iSCSI は、ストレージ接続の
インタフェースとして有名な SCSI を TCP/IP ネットワーク上
で利用可能にしたものです。
ストレージ機能を提供するサーバを「ターゲット」、利用する
クライアントを「イニシエータ」と呼びますが、FOBAS CSC は
iSCSI ターゲットとしてストレージ機能を提供します。
イニシエータは、最近のサーバ系 OS であれば、標準で利用可能
になっているものが多く、接続後は特に通常のディスクデバイス
と変わらない利用が可能で大変に便利なものです。
Windows の場合、Vista 以降であれば、標準で iSCSI イニシエ
ータ機能が利用可能です。
2) 新バージョン管理機能
FOBAS CSC の従来のバージョン管理は、SVN 実装を利用したもの
で、リソース負荷が高く、また WebDAV からの利用に適用が制限
されていました。
今回、弊社で新規にオリジナル実装を行ったバージョンをリリー
スできた事で、リソース負荷を軽減し、利用インタフェースに
制限が無くなりました。(iSCSIインタフェースを除く)
あらかじめ保存すべき世代数を設定しておくと、ファイル単位で
自動的に更新履歴が保存されています。過去のバージョンの一覧
参照とリストアは、現在はコマンドツールが提供されていますが
Windows Exploler と連動したバージョン管理ツールを間もなく
提供する予定です。
3) CIFS インタフェースに対するウィルスチェック機能
これもご要望の多かった機能です。従来 WebDAV I/F に適用が
制限されていたウィルスチェック機能を、CIFS 等のその他の
インタフェースにも適用されました。
FOBAS CSC のウィルスチェック機能は、ファイルの格納時、
および更新時にウィルスのパターン検索を行います。
パターン検索は、バックグラウンドで非同期に実施され、感染が
見つかったファイルは、自動的に拡張子が変更されます。
4) CIFS インタフェースに対するクオータ設定機能
こちらも、地味ですがご要望の多かった機能です。従来 WebDAV
でのみ利用可能だった、グループ、ユーザフォルダの容量制限が
その他のインタフェースでも利用可能となりました。
その他にも新機能盛りだくさんなのですが、主要なものをご紹介
させていただきました。
弊社ホームページ ( http://www.fobas.jp ) の「FOBAS CSC アプ
ライアンスダウンロード」のアイコンから評価ライセンス付きの
製品をダウンロードできますので、是非お試しください。
松下